小回りのきく不動産業として


川岸さんは、 不動産業を営まれている個人経営の起業経験者です。大手企業から退職した後は、マイペースで取引を行い、ある程度の収入を得た後はオートバイでツーリングを楽しむ生活です。

1.どのような経歴ですか

最初は中小企業を融資先とするノンバンクに勤めていました。毎月の資金繰りの支援に奔走する毎日でしたが当時は若いこともあり体力まかせに仕事に熱中していました。その後大手建築ディベロッパーに勤めることになり資産運用などの不動産物件を建築し運用する業務を10年ほど続けました。しかしこちらでも多忙を極め、ある日突発性難聴となり左耳が聞こえなくなりました。1ヶ月ほど入院と治療を繰り返しましたがよくならず、このままでは責任ある仕事が遂行できないと考えて思い切って退職することにしました。当時50歳で自分の健康を考えての決断でした。宅建主任の資格があったので不動産の仲介業として独立して仕事を始めました。

2.独立時に不安だったことは

自分ができる事は何なのか考えて行動することになりましたが、それまでの人脈もあり。特に不安と言う事はありませんでした。

3.どのようなステップで開業されましたか

病気のことが直接のきっかけで独立することになりましたので、計画的なものではありませんでした。ただしこれも自然な流れだったのかもしれません。入院中にいろいろと人生について考える機会があり、まずは自分の健康を守ることを優先しました。その後は培った人脈や営業経験が自然といまの仕事に結びついているのだと思います。

4.今はどのようなお仕事をしていますか

前職の会社からの土地調査の依頼がベースになっており不動産の仲介をやっております。ベースは過去の人脈が活きていると思います。事務所前はテナントを借りていましたが、その必要性もないと気づき、自宅で小回りの利く範囲でマイペースで取引を行っています。書類関係もスマホでできることが増えたのでかなり効率的にできています。

5.苦労したことはどんなことですか

特に苦労を感じた事はなく、むしろマイペースでできることが多く充実しています。サラリーマン時代はやはりノルマやスケジュールに追われることがあって、体調崩すことがありましたが現場は特に問題ありません。ただお金の管理と税金の支払い処理はやる気がなくなります。メンタルの維持は大切だと感じます。

6.これからどのようなライフスタイルを過ごしたいですか

退職してからオートバイを購入しツーリングを楽しんでいます。ある程度稼げたら思いっきり休みをとって、四国や九州などライダーハウスを訪ねながら楽しんでいます。 また1週間ほど時間を作って長距離ツーリングを計画しています。仕事は売り上げがあったらお休みを取るというふうに考えています。特に詰め込んで仕事をしたいとは考えておりません。

河岸 勝男さん
寺町不動産 〒923-1225 石川県能美市松が岡4丁目88.
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